沼津の清水多嘉示展 ー 出身地・原村(長野県)の村長ら3人視察
日本近代彫刻の育ての親、清水多嘉示の特別展示を開催している沼津市大岡の民間文化交流施設コーログランデ(稲葉泰樹館長)に24日、清水多嘉示の出身地で、作品を特別出品した長野県原村からしみず登村長ら3人が視察に訪れた。
稲葉館長と、市の文化振興課、同展を企画推進した佐山慎英さん、多嘉示の娘婿の岩崎健二さんらが視察団を向かえ、展示会場や展示に合わせて設置した原村の特産品コーナーを案内した。
八ヶ岳のふもとに広がる原村は自然の景観と高原野菜が自慢の村、多嘉示の作品は村営の八ヶ岳美術館から貸し出された。
清水村長は、「それをきっかけに沼津市と交流を深めたい。原村にもぜひ遊びに来て」と呼びかけた。
特別展は12月5日まで。会期中、乳製品や漬け物など原村の特産品を紹介しているほか、施設内の喫茶室で「信州八ヶ岳からの贈り物」と題し、ハーブ料理などの特別メニューを提供している。
以上 記事全文
静岡新聞1999年11月25日(木曜日)朝刊掲載